22-13 私の現在の立場
私は随分以前、捜査当局のある情報源から「あなたが心配する事は全くない」とオフレコで言われていましたが、私に取ってそんな事は、改めて言われるまでもない当然の事でした。その言葉を裏付けるよう、前述の来日チームが英国に戻った直後、私はSFOから不起訴の連絡を正式に受けました。逮捕も実態を伴わない形式だけのものであれば、不起訴決定の連絡もEメールによる簡略なものでしたが、その連絡には「我々はもはやあなたを容疑者として看做してはいない」旨が明確に記されてされています。(後日、正式な書面は郵送されてきました。)また今年(2006年)の5月には、英国のSFO本部内で証人調書を作成する事を求められましたが、その時もたまたま日本にいたので、私を英国まで呼び戻すためにSFOは渡英費用(全日空ビジネスクラスでの往復旅費)と、ロンドンの四つ星ホテルでの一週間分の滞在費用を前もって払ってくれました。今もまだSFOとの良好な関係は続いています。